[理学部は就職先がない?] 物理学科の就職先・技術のまとめ13選!!

どうも!!

よっしーです!

先日、物理学科専門の就活セミナーに行ってきました。
いろんな就活セミナーがありますけど
物理学科専門のセミナーって珍しいですよね。

そのセミナーでは調べてもなかなかわからないような
物理のどんな学問が実際にどのように使われているのか、
その具体的な技術名などを知ることができたので
ここにまとめたいと思います。

自分らが勉強していることが
どんなことに使われているかわからない

って理由で文系就職に切り替えたり
物理って需要ないからとりあえず教師になろうかな
なんて思っている人に
物理の可能性、就職に大いに役立つということを
実感してもらえればなと思って書きました!!

物理学科のキャンパスライフについてはこっちもどうぞ!!

[就職に弱い?陰キャばっか?忙しい?] 現役物理学科の大学生が語る物理学科のキャンパスライフ

2018年8月16日

ちなみに今現在就活中なのでインターンなんかも行っています。

[ドコモ・電通が共同出資] 理系大学生がD2Cさんのエンジニア・データサイエンティストコースの説明会に行ってみた

2018年10月14日

こんなところの選考も受けています!

[ソーシャルゲーム業界・現状・今後は?] Klabのペーパーテストから社員面談まで

2019年2月26日

物理学科の需要は伸びてきている

まず、ここ最近物理学科出身や理系出身の人材の需要は増えてきています。

それには以下のような背景があります。

物理はいろんな学問の基礎だから就職でもいろんな選択肢がある

物理学科専門のセミナーの人も
物理学科の教授の人も言っていましたが
物理っていろんな理系の分野の基礎となっています

物理で得た知識をいろんな方面で活かしやすいということです。

この後に紹介しますが
医療系とか最たるものです。

まさに物理のいろんな分野が
応用されているので物理の知識を持っていたら強いですよね。

物理の博士VS現場の勘

いままでの開発の場において特に専門知識はないけど長年勤めてるおっさんが「現場の勘」で開発するものの性能を上げたりすることができていました。

しかしその場でなんとかなるような
性能改善には限界が来ています。

動作原理を理解して著しく
性能あげるような研究などが求められています。

なので原理を理解しているような物理学科の人が求められているのです。

では就職先、具体的な技術名を上げていきたいと思います。

物理といえば半導体!!

物理学科で強い就職先は半導体メーカーなどです。
僕の大学では半導体の他に宇宙系の研究室があってJAXAと提携していたりします。
なので物理学科の知識を生かした就職先で
手堅いのは宇宙系半導体系でしょうか。

半導体って聞くと高校生的には化学っぽいですが、最先端の研究では量子力学などを用いた半導体の研究が中心なので大学的には物理に分類されることが多いです。

半導体の具体的な技術名

MEMS

Micro Electro Mechanical Systems
の略です。

半導体や電気素子などの微細加工技術のことを指します。
MEMSは加速度センサーでとても使われています。

調べてみるとMEMSの研究をしてる
研究室が東大にあるみたいです。

パワー半導体

パワー半導体は身の回りの様々なことに使われていて
パソコン、自動車、エアコンなどに使われています。

なのでこの手の開発・研究をしている企業も多いです。

パワー半導体の役割は
無駄のない、ノイズのない、精度の高い電気に変えることです。

参照(https://www.sanken-ele.co.jp/sanken_world/powerdevice.html)

調べてみるとパワー半導体の研究室もあるようです。

「え?物理学科と関係あるの?」医療メーカー

ちょっと意外かもしれませんが医療メーカーにも強いのが物理学科の強みです。

何がどう医療に応用されるのか見てみると

力学 生体静力学、筋肉、歯、生体内摩擦、遠心器
弾性体力学 骨にかかる力、骨折、Rheology
流体力学 血管、血流、血沈、血圧、心臓、肺胞、潜水病、高山病
振動・波動論 等価回路、音声、脳波、X-ray、CT
音響学 生体、聴覚、血流計、心音計、超音波顕微鏡、Sonagraph、Audiometer、UltrasoundHolography
光学 液浸屈折計、Fiberscope、比色計、光学顕微鏡、偏光計、位相差顕微鏡、検眼鏡、眼、近眼、遠視、乱視、Laser
熱学・熱力学 Supermicrotome、Thermography、生化学反応
電磁気学 生体膜、活動電位、神経、心電図、電気泳動、Pacemaker、電磁流量計、質量分析計、超短波加熱
原子物理学 電子顕微鏡、Laser、X-rays、RIESR、NMR、MRI、Positron-CT、放射線、中性子線回析、加速器、放射線

『 物理学と医学の関係』(赤野松太郎著)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnms1923/55/3/55_3_233/_pdf/-char/ja)より引用

こんな風に医療系だけでも応用先がいくらでもあるんです。

物理といえば波!!

光も音も電磁波も波です。

量子力学でも波を使います。

物理学科では波を多くの科目で使うので
波動の分野はどのようなことに応用されているのか書いていきます。

電波制御

最近流行りの自動運転も家電などもぜんぶ電波制御の技術が使われています。
特にこれから先世界がIT化していくにあたって電波の技術が必要になってくるのは明らかです。

光の制御

光も波ですね!!
センサー、レーザー、カメラ、光ファイバーなどすべて光の制御によって成り立っています。

今、大いに期待されている新光技術、基礎科学を紹介したいと思います。

高非線形光学応答

全光制御・光スイッチ→超高速大容量性の実現

近々5Gでデータ通信速度が100倍、通信データ容量が1000倍になるので3Dデータをすぐに共有できたりします。

さらなる大容量化が期待できるのが高非線形光学応答の技術です。

エンタングルメント(量子もつれ)操作・シングルフォトン

量子テレポーテーション、量子通信、量子計算

テレポーテーション!!なんだかSFチックなワードが出てきましたが割とほんとに実現しそうなんです。

ただ、今テレポーテーションを意図的に起こせるのは量子レベルにスケールが小さい時の話なのでまだまだ実現には遠そうです。

そのような量子の性質を使って通信を行うのが量子通信です。

高効率光エネルギー変換

光によるパワー伝達→自然エネルギーの活用

集光型高効率太陽電池

今はまだ効率的ではありませんが、高い効率で光にエネルギーを乗せることができたら光によるエネルギーのやりとりが可能になります。

自然エネルギーをもっと活用しやすくなります。

参照(http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/entrance/documents/100606.pdf)

物理学科の他の主な就職先

この記事では「物理学っていろんなところに使われていて物理を活かした就職をするのもありだね」ということを伝えたかったのですが
物理をあまり活かさない業界についても軽く描きたいと思います。

コンサルティング

物理学科や数学科などの理学部系の人は志望する人が多いですよね。

理学部の人が志望する理由として
培ってきた論理性が使えるとか言いますが
文系でも頭が良い人はめちゃくちゃ論理的です。
なので理学部だからと言ってそこまで優位性があるわけではないです。

物理の知識が生かせるわけではないので。

それよりも会社の理念だったり自己分析をしてコンサルに向いている性質なのか、コンサルをして何を成し遂げたいのかが重要だと思います。

とは言ってもやっぱりコンサルティングの業務は非常に難しいです。

3社ほどコンサルティング会社のインターンをしてきましたが、めちゃくちゃ頭使います。

論理性はもちろん重要。
その上で相手に納得感を持ってもらうために
右脳に働きかけるようなプレゼンの仕方
どのようにしたら契約まで持っていけるかを考えればいけないので
ただ単に論理的に説得感を持たせればいいわけではないです。

営業の仕方などは会社によって全然違うと思いますが
この辺がとっても難しいところです。

IT

ITも理系に人気です。

物理なら素粒子系の研究室であれば素粒子のビックデータ解析のプログラミングなどをするので勉強したことが使えます。
数学科もアルゴリズムやCG系の授業をするところがあるのでそういう知識は使えますよね。

しかし生物系や化学系、物理学科でもプログラミングにあまり触れない研究室出身の人は学部で勉強したことはあまり使えないと思います。

また中小企業のSE(System Enginieer)はブラックなことがあるので注意しましょう。
大手のSIerはホワイトなことが多いみたいです。

こんな感じで一口にIT系と言っても役割や業種はいろいろあります。
ここでは物理の知識を活かせそうな業種を紹介します。

解析、シミュレーション系

物理の知識をよく使えるのがIT業界の中でも解析・シミュレーション系の業界です。

何をシュミレーションするかって言うと
例えば自動車のエンジンのシュミレーションです。
自動車のエンジンって熱力学のオットーサイクルで回っているのでもろ物理の知識が活きます。

物理式を理解したうえでプログラムを組んだり
するので物理の知識を活かせます。

デジタル上でシミュレーションするので
企業は試作品の前にエンジンの性能を
知ることができるので
大きな失敗をしにくくなりコスト削減につながるわけです。

また自分が製品の原理などを知っているので
営業などで相手に理解してもらうときに納得感を持って製品を買ってくれます。

まとめ-物理学科には思った以上に就職先があるよ!-

僕も最初は
「物理学科って紙と鉛筆で役に立たないことを研究している」
っていうイメージがありましたがそんなことはありません。

よく調べもせずそんな理由で
「教職とって教師になろう」なんて思っていました。

でもこの記事で書いた通り
物理学科の選択肢はめっちゃあります。

僕みたいに
物理学科は選択肢が少ないなんて思いこまないでくださいね!!!

最後まで読んでくださってありがとうございました!!

2 件のコメント

  • 私の友人の娘婿がドイツ人で今年9月にハンブルク大学
    物理学部博士課程卒業見込みで日本で就職を希望しています、
    アドバイスをいただければ幸いです。

    • はじめまして。
      教えてほしいことが2つあります。
      1.物理の中でもどのような分野の研究をしていたのか
      2.もし決まっていれば何となくでもいいので志望の業界
      の2点を教えていただきたいです。

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    某国公立大学の物理学科学部3年生のよっしーです!!主に大学生活がもっと便利に楽しくなるような記事を書いています! まだまだ弱小ブログだけど大学卒業までにはもっとでかくして、会社以外の収入を作ってもっとでかいことして社会に貢献出来たらなと思っています!!